【英語】教科書から遠ざかって学習

首都圏の中堅私立高校を経て、心理系ののある、都内の私立4年生大学・大学院へと進学し、現在は首都圏の中学校と高校でスクールカウンセラーの方の高校時代の英語学習方法です。

得意だと信じていた英語が苦手科目に

10歳から12歳まで、近所の英会話教室に通っていたため、自分では英語に対する免疫があると思っていました。
中学校時代は英語で苦労することは全くなく、偏差値は英語だけずば抜けて良いような状況でした。

しかし、高校入学後、文法や長文読解、リスニングでつまづくようになりました。
自分では正解だと確信していた問題ばかり不正解で、かなり落ち込みました。

また、単語や慣用句もなかなか覚えられず、学校で居残りをさせられてしまうこともしばしばありました。
気が付けば苦手教科となってしまい、勉強に時間を割いても、定期考査の成績が50点前後と、伸び悩んでしまいました。

教科書から離れることで効果大

部活から帰ってきて疲れている中、1日3時間程度机に向かっても全く成績が伸びなかったせいで、ノイローゼ気味になっていたので、小学校時代に通っていた英会話教室の先生のアドバイスを参考にし、まずは教科書や参考書の英語から離れるようにしました。

日常生活で英語の看板などを目にする度に、自分の頭の中で訳す練習をしました。
また、電子辞書を片手に、英語の児童書を読んだり、洋楽を聴いたりして、とにかく楽しく英語に触れる機会を増やし、気になったことや覚えたことをメモする癖をつけました。
今までは頭に入ってこなかった単語や慣用句が記憶に残るようになり、長文読解のスピードも大幅に上がりました。
リスニングとオーラルコミュニケーションの対策として、週1日、高校に勤務していたALTの先生と英語で話す時間を作りました。

実践的な英語が身についた

教科書の内容からは遠ざかっていたため、学校の定期テストの成績は、すぐには上がりませんでした。

しかし、模試での成績はめきめきと向上し、高校1年の冬の時点では45だった英語の偏差値が、高校3年生の2学期には62になっていました。
リスニングに関しては、センター試験レベルのものだと不正解がほぼなくなりました。

長文読解も、1年生の頃は時間内に終わらないことがほとんどでしたが、読解のスピードが大幅に上がったせいか、出題者の意図を考えるゆとりが生まれました。
大学受験では、センター利用入試で第一志望であった母校に入学することができました。

また、高校3年生のときに、悲願の英検2級を取得しました。
決して教科書の内容を詰め込んだだけではなかったので、大学や大学院でも、他の人から一歩リードした状況で、英語に取り組むことができました。